岩手県立胆沢病院

脳神経外科

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診療スタッフ

職 名 氏 名 所属学会等
脳神経外科長 菊池 登志雄 日本脳神経外科学会 (専門医)
日本脳神経血管内治療学会(専門医)
参  与 大和田 健司 日本脳神経外科学会 (元専門医)

診療内容・専門分野

脳血管障害(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞)、頭部外傷(外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、慢性硬膜下血腫)、脳腫瘍、水頭症などの脳神経外科疾患の外科治療を行っています。
当院では診断や治療が困難な症例に関しては、より高度な医療を受けられるように岩手県立中央病院、岩手医大や東北大学病院などの施設への紹介も行っております。

当科の目指す診療内容

 当地域で多い脳血管障害(脳卒中)を中心として治療をしています。2015年10月に血管撮影装置が新しい器械に更新され脳血管内治療(脳血管のカテーテル治療)を中心として治療しています。この治療法は、カテーテルを用いて血管の中から血管性病変を治療するもので、脳神経外科を標榜している全国の施設では広く普及している手技です。大きな皮膚切開は必要としないため患者さんに対する身体的負担は少ないものの、従来の治療方法と同様な効果が得られることが報告されています。以前から県内で脳血管内治療を行ってきた岩手県立中央病院と共同し、複数の脳血管内治療専門医で安全に治療する体制を整え、治療を行っています。昨年の脳血管撮影は93件で、脳血管内治療は34件行っています。(血管内治療も含めた総手術件数は103件でした)
 また、発症4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対しては、経静脈的血栓溶解療法(rt-PA静注療法)が当院でも可能です。血栓溶解療法では再開通率の低いと言われている内頚動脈閉塞や中大脳動脈閉塞に対しては、直接カテーテルで血栓を除去させる血栓回収療法(発症6時間以内)という脳血管内治療も選択できるようになりました。
 脳神経外科医にも高齢化の波が押し寄せ、当院の常勤脳神経外科医師数は少なくなり、基本的には1人科長体制で入院診療を行っておりますので、ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、よろしくお願い致します。

診療科

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