岩手県立胆沢病院

循環器内科

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診療スタッフ

職 名 氏 名 所属学会等

副院長
兼医療安全管理室長

中川 誠

日本内科学会、日本循環器学会、日本心臓病学会

日本心血管インターベンション治療学会   

副院長

兼医師事務支援室長

兼循環器内科長

兼救急医療科長

八木 卓也

日本循環器学会(専門医)

日本心血管インターベンション治療学会(専門医)

日本不整脈学会(専門医)

日本内科学会(認定医)

日本心臓リハビリテーション学会

臨床検査科長 野崎 哲司

日本循環器学会(専門医)
日本心血管インターベンション治療学会(認定医)
日本内科学会(総合内科専門医・認定医)

循環器内科医長 照井 洋輔

日本内科学会(総合内科専門医)

日本循環器学会(循環器専門医)

日本心臓リハビリテーション学会

日本不整脈心電学会

日本腫瘍循環器学会

医師 薗部 太一

 

当科の目指す診療内容

施設認定   
日本循環器学会 研修施設

日本不整脈心電学会 研修施設

日本心血管インターベンション治療学会 研修関連施設

 

循環器疾患の特徴として緊急性を要することが多いことから、原則24時間体制で診療に当たっています。
特に、心筋梗塞の急性期には早期の血流再開のため、緊急に経皮的冠動脈形成術(PCI)が必要となります。チーム医療としてPCIを行うため、循環器医師・コメデイカルスタッフが常に待機しております。令和3年度の心臓カテーテル件数総数は503件、PCIは191件でしたが、このうち88件が急性心筋梗塞・不安定狭心症に対する緊急PCIでした。

また、頻脈性不整脈に対する治療として、カテーテルアブレーションが69例、徐脈性不整脈に対するペースメーカー植込み術が46例と、不整脈治療に対しての治療も積極的に行っています。

心不全・心房細動・冠動脈疾患の患者さんのご紹介について

当地域も高齢化が進んでおり、循環器内科としてできることは、いち早く疾患を見いだし、適切な処置を講じることによって大きなイベントを防止すること、と考えております。その中で,心不全・心房細動・冠動脈疾患の患者さんの数は多く,御紹介を頂く際の先生方の御負担が少なくなるよう,簡便な紹介状を用意いたしました。チェックリストを用いて,最低限の情報だけでも結構です。もちろん,紹介元の先生方の病院・クリニックのフォーマットでご紹介いただいてもかまいません。よりご負担のないほうをお選びください。

 

・心不全

脳卒中・循環器病対策基本法が施行され,心不全の予防は国として重要な位置づけになりました。近年新しい薬剤も続々とつかわれるようになってきており,心不全は予防する時代になったといってもよいと思います。症状の有無に関わらず,BNP 100Pg/ml,あるいはNT-pro BNP 400pg/mlで御紹介下さって結構です。新規心不全の発症を予防しましょう。

・心房細動

心房細動が塞栓症の原因となるだけではなく,QOLを損ね,認知症の率も上昇することが分かってきております。早期の心房細動ほどアブレーションによって洞調律維持が容易になります。慢性と思われても洞調律が回復する患者さんも意外に多いようです。症状がないと思われていても,心房細動を治療するとこれまで症状があったことに初めて気づく患者さんもいるようです。アブレーションの適応とはならない患者さんも含めて,積極的にご紹介を頂きたいと思います。

冠動脈疾患は当地域でももう少し増え続ける見込みです。ご高齢ゆえ,2枝・3枝病変の患者さんが増えてきています。これも早めにご紹介いただければ幸いです。

 

 

※下記の様式、または紹介元の病院の紹介状様式にて、FAXで予約(紹介患者さんの診療予約 参照)をお願いいたします。

  

心不全・心房細動・冠動脈疾患等簡易診療情報提供書 エクセル版 、 PDF版

 

 

透析患者の心エコー検査依頼簡易診療情報提供書   エクセル版 、 PDF版 

               (利用可能医療機関限定)

新しい治療・特色のある医療

 全国的にPCIは減少しつつある中、カテーテルアブレーションの件数は増加しており、当科でも同様の傾向となっています。特に、心房細動に対するアブレーションは生命予後を改善するというevidenceも出てきており、不整脈治療の重要性を増してきています。

 また新しい治療として、リードレスペースメーカーを昨年は4例に植込みました。侵襲の小ささがご高齢の方のメリットとなりますので、今後も増えていく可能性があると思います。

 2020年度は心臓リハビリテーションの資格を持った理学療法士が赴任し、盛岡以外では最初の心臓リハビリテーションの施設基準を満たす施設となりました。心臓リハは、患者さんの社会復帰を支援するだけではなく、心不全の増悪による再入院の予防に有効であるというデータが次々と出てきている、注目の分野でもあります。当地域の心不全の患者さんに役立てられるよう、できる限り有効に用いていきたいと思います。

 

カテーテルアブレーション治療を受けた患者様、ご家族様へ

 当科では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、日常診療で得られた診療情報を研究データとしてまとめるものです。研究の対象となる患者さまに研究情報の通知・公開がなされた上で、拒否できる機会を保障することをオプトアウトと言い、一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。研究への協力を希望されない場合や、詳しい情報をご希望される場合はお知らせください。研究不参加を申し出られた場合でも、何ら不利益を受けることはありません。

  

診療科

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